家計簿とにらめっこ、3兄妹母ちゃん

長男(11歳)、長女(8歳)、次女(1歳)は高齢&3回目帝王切開で出産。子育てのこと、同居のことなどなど

『妻のトリセツ』黒川伊保子

 

子供達のインフル・胃腸炎時の夫の対応から、すっかり自分の殻にこもってしまった私。

そもそも10年以上になる結婚生活で、あれやこれやと不満を抱えているのです。(お互い様だけど)

 

2週間経ってもイライラ、モヤモヤ。

ちょっとの機会でも、夫に末っ子の面倒を見させようと躍起になる私。

 

そんな時、子供と書店に行き、気になっていた『妻のトリセツ』を発見しました。

本当はまず『夫のトリセツ』が欲しかったのですが、自分の思考パターンのどこが悪くてこうも夫婦仲が悪くなってしまうのか、少しでも解決策が得られればいいなと思い、『妻のトリセツ』買って帰りました。

 

読んだ結果、妻である私にとって、とてもタメになる本でした。

 

『女性は、感情に伴う記憶を長期にわたって保存し、しかも「みずみずしく取り出す」ことが得意な脳の持ち主だ。』

『特に、怖い、辛い、ひどいといった危険に伴う体験記憶は、子供を守るために「とっさに発動すべき」第一級重要情報であるがゆえに、それを引き出すネガティブトリガーは、周産期(妊娠、出産)と授乳期に格段にパワーアップする。』

と著書にあります。

 

 

まさにそれそれ!

育児において一つ嫌なことをされると、あの時もこうだった、そもそも夫はこうだ…とか、育児におけるいや〜なことを、鮮明に、かつ数珠繋ぎで思い出すのです。

また不思議なことに、いい思い出もあるはずなのですが、ネガティブなことばかり思い出されます。

 

もともとそういう脳になっていたとは!

 

これら引用部分は冒頭に書かれてあるのですが、ここだけでもすでに読んで良かった…と思わせてくれました。

 

最後まで読むと、怒りを沸騰させる夫の存在にありがたみさえ感じさせてくれます。

  

そして、長男のイラっとさせられる行動も、「男ってこういうもんなのね」と、少しおおらかな気持ちで受け止められるようになりました。

 

最初は夫が読めばいいのにと思っていましたが、夫は意地でも読まないだろうし、夫が読まなくても自分にとって、とてもプラスになる本でした。

 

重症化する前に、いいタイミングで心を落ち着けられて良かったです。